実際の設定は、正直どれが正しいとかよく分かっていない(あのムービーも望む結果になってません)ので
マニュアルとにらめっこしながら、自身でイロイロ試行錯誤していただくとして、設定を詰めていく際にどうしても
計算が止まってしまうなどイロイロあると思うので、いくつか解決策を書いておきます。
 あくまで一例なため、これらで解決出来ない場合もあるのであしからずです。


●とにかく計算が止まる

 解決策その1
 単純ですが一旦XSIを終了し、再起動してから再度計算させてみてください。
 いい加減な話ですが、計算が上手くいく時があります(汗)。
 キャッシュにデータが溜まってしまっていたということでしょうかね?

 解決策その2
 まずClothの動きを落ち着かせるために、頭の数フレームは静止させたり、RangeのStart Frameにマイナスの値を
 入れているのに、フレーム再生ボタンを押してちょっとのフレームで計算が止まってしまう場合、衝突関係の
 設定を疑ってみてください。
 まず自己衝突から疑ってみて、それでもダメなら障害物の方という感じで。
 設定を弄ってもダメな場合、Clothオブジェクトと障害物との距離が近すぎる可能性があります。
 また、Clothオブジェクトは、ある程度の面積とポイント数が必要になるみたいで
 細いひも状のものやあまりにもローポリなモデルだと計算してくれないので、その場合、自己衝突をオフにしたり
 ポリゴン数を増やすなどして、対処してみてください。


●速く動くフレームだけ計算が止まる

 その場合、計算が追いつかなくなっているので、Time Warpの値を下げてみてください。


●どうしても、足などがClothオブジェクトを突き抜けてしまう

 設定を弄るなり、障害物オブジェクトを実際の足のオブジェクトより大きくするなり
 出来るだけがんばってみて、それでも僅かに抜けてしまう場合は、潔く諦めましょう(笑)。
 ポリゴンをもっと細かく分割するのも手ですが、当然その分だけ計算が重くなってしまいます。
 全ての動きを付け終わったら、ClothオブジェクトをPlot>Shapeし、突き抜けているフレームだけ
 Shapeで修正する方が効率がイイと思います。



 Clothと付き合っていくためのコツみたいなものですが、とにかくイイ結果が出たら迷わずプロットすること。
 それぐらい、気まぐれなので(笑)。
 根詰めすぎると、本当に無駄に疲れるだけなので、あまり完全な結果は望まないようにしてます(特に衝突関係)。
 ボクなどは、数フレームだけのClothの結果を何十個も用意して、それをミキサーで選択、ミュートしたりして
最終的に1つのShapeにプロットするという方法をとってます。
 なので、モーションなどを完全に詰めた状態で本番のClothをはじめることにしてます。



 なんか、さっぱりした感じですが、とりあえず今回はここまでです。
 こういうの慣れていないので、パっと書くこと思いつかないもので(汗)。
 また何か分かったり、思いついたらコッソリ追加しておきますので。

 ではでは。



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